62歳になり、やっと厚生年金がもらえるようになった。
しかし、請求にはさまざまな目的外書類を要求される。
住民票や戸籍謄本などの要求は予想していた。しかし、それだけではなかった。
【女房の非課税証明書】
女房の非課税証明書も要求された。
女房が所得がない分、私の年金を上乗せしてくれるなら、話はわかる。そうではないのである。
受け取れるのは私の分だけ。女房分の上乗せはなし。それでも、女房の非課税証明書を市役所でとってこなくてはならなかった。
【雇用保険被保険者証】
雇用保険をもらい終わって、もうお世話になることはないと決心して、雇用保険被保険者証は捨てた。
しかし、厚生年金を受け取るために要求された。
しょうがないので、ハローワークに行って再交付を受けた。
ハローワークの担当者は慣れたもので、すぐに再発行してくれた。
なぜか雇用保険をもらっていると厚生年金はもらえない。
それ自体、不条理だが、雇用保険をもらっていないことを申請者側が証明する必要があると国は思っているのだろう。
【マイナンバーは何のため?】
こうしたチェックはマイナンバーの導入で国側が一元管理できるはずだが、そんなことを国はしない。
マイナンバーの導入は国民の利便性の向上ではなく、あくまで税金の取り立てのチェックのためだったのだろう。
【支払いの遅れ】
厚生年金の支払いは遅い。
なぜなら、事前の支払い申請ができないから。
申請書類は62歳になる3ヶ月ほど前に送られてくる。しかし、この段階で申請者にできることはほとんどない。
申請には62歳になってからの戸籍謄本や住民票が必要で、それ以前に取得したものは申請に使えない。
申請書類の説明書にはとてもわかりにくくそうしたことが書かれている。私は電話で確認してようやく事態が把握できた。