私はMacやiPhoneなどApple製品の愛用者で、iPhoneのアプリもつくっている。
しかし、スティーブ・ジョブズは嫌いだし、スティーブ・ジョブズがCEOに返り咲いて以降のApple製品のデザインは嫌いだ。
何しろ持ちにくい。手に持って使う iPhoneがなんであんなにすべすべで手から滑り落ちそうになるのか。
iPhoneを落として表面のガラスを割ってしまう人が多いから、その修理を専門とするお店までできている。
iPhoneは外枠ギリギリまでディスプレイにしているが、その結果、持ったときに画面の一部が手で隠れやすくなってしまっている。
そんなところで無駄に高度な技術を使うのはデザインの失敗だ。
Appleのデザインは、かつてのフロッグデザインのころが最高だった。
(調べてみると、フロッグデザインは趣味のいい頃のソニーのデザインも手がけていたらしい)
Appleの現在の製品はプラスチックではなく、ほぼ全面金属に覆われている。
しかし、手に持つ道具は木やプラスチックなど、金属以外の方が手になじむ。
金属は熱伝導率が高すぎて、持ったときに冷たい感触がある。
悲しいのは日本のメーカーがAppleを真似ていることだ。
ソニーなどかつての日本製品はすばらしいデザインだった。
スティーブ・ジョブズでさえ、かつてソニーにあこがれ、Appleをソニーのような会社にしたいと思っていたらしい。
主力製品のデザインは最終的にはメーカーのトップが決めるらしい。
日本のメーカーのトップがダメだということなのだろう。