高等教育の無償化が議論されているが、もっと前に議論すべきことがある。
義務教育の完全無償化である。
義務教育は憲法で無償ということに決められている。
しかし、現実には小中学校に通っていると給食費や教材費、修学旅行の積立金など、細々としたお金を徴収される。
ほとんどの人にとっては大した金ではない。
しかし、給食費を払えなくて惨めな思いをする子は私が小学生だったとき(50年ほど前)からいる。
横浜の小学校では野菜の高騰の影響で給食の量を少なくしているという。
給食費が父母からの徴収で、簡単に上げられないことが背景にある。
高等教育の無償化ができるくらいなら、なぜ、先にこうした問題を解決しないのだろうか。
社会の問題を解決しようと政治家になった人はいないのだろうか。
目新しい政策で票を集めたいという浅ましい政治家だけしかこの国にはいないだろうか。