先日、確定申告をした。(還付申告)

定年2年目の去年は、企業年金と失業保険、それに退職金の取り崩しで暮らしてきた。

このうち、税法上、収入と見なされるのは企業年金だけ。大した金額ではないので、税金も余り払っていない。

したがって、確定申告も必要ないと思っていた。

しかし、計算してみると払うべき税金は0円。

企業年金から源泉徴収されていた11万円ほどが返ってくる計算になった。

 

考えてみると、私がもらっている企業年金の額は、それだけでは生活保護レベル以下。もともと税金をかけること自体に無理がある。

なぜ、国税庁はこんな私に税金をかけたのだろう。

税金が取れそうなヤツからは取りあえず税金を取っておこう。不満があるヤツは還付申告するだろう。

還付申告しない馬鹿なヤツからは税金を取っておいても構わない。たとえほんとは税金を取るべきでないヤツでも。(私のような)

 

退職した年や退職後でも確定申告すると結構、税金が返ってくる。

というか、もともと税金を納めすぎている。(より正確には税金を取られすぎている。)

私の周りにも気づかない人が結構いて、そういう人には機会あるごとに注意喚起している。

 

マンナンバーで国税局は全国民の収入を把握できるようになっているのだから、低所得の人からは、もともと税金を取らないようにすべきだが、そんが議論はちっとも起きていない。

政治家やマスコミは身近な税金のあり方に無頓着すぎるように思う。