先日ローマに行ってきた。

ローマのトラムや地下鉄は1.5ユーロの切符を買うと1時間半まで乗り放題になる。

1.5ユーロは大体200円だから、200円で1時間半乗り放題ということである。

日本で1時間半電車や地下鉄に乗ったら700円〜800円くらいはかかるだろう。

日本の4分の1という計算になる。

もっともローマでは1駅だけ乗っても200円かかるから、日本とのコストパフォーマンスの計算では、平均して2分の1ということになるだろう。

ちなみに私の記憶ではパリやベルギー、オランダでも地下鉄やトラムの料金は1.5ユーロで1時間半乗り放題と同じような水準だった。

(正確な料金は誤差があると思うが)

 

なぜ日本の交通機関は高いのだろうか。

私は料金の取り方に原因があると思う。

 

ヨーロッパの交通機関は大体、検札方式である。

改札口がないので切符がなくても列車に乗れてしまうが、検札係が列車内を巡回していて、切符を持っていないと高額な罰金を払わされる。

 

日本では検札はほとんどなく、改札口で切符を持っているか機械でチェックする。

日本の交通料金は距離ごとに細かく決められている。

これを改札口で間違いなくチェックするシステムの構築とメンテナンスはかなりの費用を要するだろう。

専用のハードと専用のソフトの値段はべらぼうに高い。

ダイヤ改正や料金改定のたびごとに、億円単位の費用がかかっているだろう。

 

日本の交通機関は乗客からあまねく公平に料金を取るために高額なシステムを構築し、そのせいで高い料金になっているのだろう。

ヨーロッパはそこら辺を緩く運用することで(「ただ乗りするヤツも中にはいるさ」)コストパフォーマンスの高い交通機関を運用しているのではないかと思う。