2018年1月14日から20日までイタリア旅行をしてきた。

【ローマ】

最初の3日間はローマへ。

ホテル

オフシーズンなので、中心部のホテルも安い。1日6千円から7千円くらい。スペイン広場から歩いてすぐ。

ただ、泊まったホテルの入り口はわかりずらかった。商店街の建物の一角に大きなドアがあり、その横にホテルの名前を書いた銘板が貼ってあるだけ。

GoogleMapで何回も位置を確認してようやく銘板をみつけた。インターホンでフロントを呼び出し、ドアをあけてもらう。

部屋は広くはなかったが、きれいに掃除され、フロント担当者は流ちょうな英語で付近の名所を紹介し、キーを渡してくれた。

このホテルは簡単な朝食付きで、フロント担当者が毎朝、部屋まで運んでくれた。

古代ローマ

今回の旅行のテーマは古代ローマ。古代ローマは都市造りやコンクリート、レンガなど建築技術やすぐれたシステムを作ったらしい。

そうした基盤はパリやロンドンなどの年の基礎をつくったが、やはり、本拠ローマを見てみたい。

前に家族でツアー旅行したときは、観光名所を駆け足しただけだが、今回は、個人旅行の一人旅。じっくり見られる。

コロッセオ

コロッセ

巨大だ。石造り(大理石)とレンガ積み、コンクリートを組み合わせた建物。石造りは石を削れる焼き入れした鉄のノミを持っていたということか。

コンクリートは現在のような鉄筋は入っていないものの、ローマンコンクリートといわれる高品質なコンクリート。

現在の日本のコンクリートは数十年しかもたないが、ローマンコンクリートは2000年の寿命を耐えている。

また、レンガの積み方から、色々なアーチの技術がすでに開発されていることがわかる。

フライング・バットレスというパリのノートルダム大聖堂などで見られるゴシック建築の技術はないが、それ以外のアーチ技術はすべて完成しているのではないだろうか。

イタリアも日本と同じような地震国である。

1908年のメッシーナ地震では8万人の死者を出し、最近では2016年8月のイタリア中部地震で300人近い死者を出している。

コロッセオも地震で一部壊れたりしているが、基本構造はそのまま。

日本は地震対策のために建築基準法でレンガ造りの建物を事実上禁止してしまったようだ。

レンガ造りのコロッセオが数々の地震を耐えているのを目の当たりにすると、日本の建築技術はほんとに高いのかなと思う。

フィロ・ロマーノ

コロッセオと隣接。入場券も共通。これで12ユーロは安い。

 

パンテオン

パンテオン

ローマンコンクリートを使った大ドーム。天井に穴があるのが特徴。

現在はキリスト教寺院で、入場無料。

中に入った観光客は壮大さにどよめく。定期的に各国語で「静かに」と館内放送していた。

バチカン

サン・ピエトロ大聖堂は無料開放。有料で行列のバチカン博物館はパスしました。

 

サンタンジェロ城

サンタンジェロ城

いざというときローマ法王が立て籠もったという砦。投石機や大砲などもある。日本でも僧兵が城に立て籠もったりしたらしいが、西洋でも同じか。

ただ、その堅固さは日本の数段上か。14ユーロほど取られたけど、その価値はあると思う。

 

鉄道

ローマ空港とローマ市内との行き来には安くて早いという鉄道を利用。

ところが、ローマ観光を終えて、ローマ空港に向かうときに大失敗。

GoogleMapの表示を見て列車に乗ったのだが、乗り換えの表示を見落としてしまった。

トラステベレというローマのすぐ近くの駅で列車を降りなければならなかったのに、そのまま乗っていたためにあらぬ方向へ。

しかも、乗った列車がICという特急列車だったから、その後、なかなか止まらずに肝を冷やした。

結局、2時間近くロスしてローマ空港へ。もともと超余裕を持っていたため、それでも何とかトリノへの便に間に合う。

 

トレノ市

【トリノ】

後半3日間はトリノ。

イタリア北部、アルプスの麓にある産業文化都市。フィアットやオリベッティの本社がある。

 

モレ・アントネリアーノ

モレ・アントネリアーノ

トリノ市の象徴。ユダヤ教会として建てられた屋根の大きな建物で、上には展望台がある。中に国立映画博物館がある。

2004年の「トリノ、24時からの恋人たち」という映画はこの建物が舞台になっていた。

イタリア放送協会

入り口に無料の展示室があって、マルコーニの無線や放送設備の展示がある。NHKの放送博物館のような感じだが、より古い時代からの展示がある。

王宮図書館

無料公開していた。レオナルド・ダ・ビンチの自画像があるはずだが、行ったときは公開していなかった。

自動車博物館

馬車の時代から現代の自動車まで。イタリア車が中心だが、展示量は膨大で、展示方法も洒落ている。

日本車はなかった。

リンゴット

Fiattの旧本社。現在は商業施設と大学が入っている。

屋上に車のテストコースがあった特徴的な建物で、そこを見たかったが、現在は屋上は公開されていないようだ。

 

監獄博物館

監獄博物館

ムッソリーニの時代に若いアンチファシストたちが捉えられ、処刑された刑務所。それを悼んで公開されている。

ただし、公開は午後3時から1時間20分間のガイドツアーだけ。6ユーロで、イタリア語のガイドだけだった。

 

【イタリア語】

イタリア語は初めてだったので、「ゼロから話せるイタリア語」というCD付きの本を買ってきて、10日ほどイタリア語を勉強した。

私の語学勉強法は基本的に音読中心。何回も音読して身体で(口で)覚える。

また、イタリア映画のDVDを沢山借りてきて、字幕を見ながら、聞き取りやすいよう音声を大きくして見た。

結果、非常に役に立った。

買い物や、食事、列車やバスに乗るとき、特に上述のように列車に乗り間違えて慌てて引き返すときなども簡単なイタリア語が役だった。

イタリア語は発音が日本語に似ていて、ローマ字読みすると大体通じる。また、英語よりずっと聞き取りやすい。

イタリア人は日本人と同じ程度にしか英語ができないようで、多くの人はイタリア語しか理解しない。

「ボンジョルノ、プロント クエスト、ペルファボーレ」(これ下さい)

「ボンジョルノ、ボッレイ アンダーレ ア エアロポルト、ビリエッタ、ペルファボーレ」(空港への切符下さい)などなど

簡単なイタリア語で、現地の人は笑顔で何かと親切に対応してくれる。

ちょうど、日本で外人が片言日本語でものを聞いてくると親近感が湧くのと同じだろう。

【アリタリア航空】

出発点のブリュッセルからローマ、ローマからトリノ、トリノからローマをへてブリュッセルまでアリタリア航空を使った。

イタリアのフラッグシップだし、名前はかねてから知っていたから選ぶときには躊躇はなかったが、その後、ネットの評判を調べてみて不安になった。

預けた荷物を紛失したり、盗難に遭ったりとさんざんな評判。経営基盤が弱くて、会社内部がぐちゃぐちゃな感じ。

荷物をなくされたら、旅行を続けられなくなるので、荷物は機内持ち込みだけにしてローマへ飛んだ。

しかし、ローマで液体の土産物(ピスタチオのペースト)を買い、機内持ち込みができないため、急遽スーツケースをローマで買って預けることにした。

紛失されても土産物なら旅行には影響しないから諦められると思ってトリノへの便に乗ろうとした。

ところがローマ空港で困った。Check inはWebでしてあったが、荷物持ち込みもエコノミーは無人化している。

空港では端末の操作でスーツケースに貼るシールを印刷しなければならない。

小さな画面の端末で外国語。初めての操作は難渋。

ビジネスクラスの受付は何人も担当者がいるが、客がおらず暇そうにしている。しかし、「エコノミーのことなんかしったことか」という風情。

ほかのことをしていたエコノミーの担当者を捕まえて何とか端末を操作してもらった。

ほかのエコノミーの客も操作に困って、この担当者に頼んでいた。

トリノからローマをへてブリュッセルに帰るときは、ローマでの荷物のトランジット扱いを拒否された。

仕方がないので、トリノで預けた荷物を一度ローマで受け取り、再度、預け直してブリュッセルまで運んでもらった。

ローマで時間の余裕を持っていたからよかったが、ギリギリの時間では乗り遅れるところだった。

機内を出るとき、普通の航空会社なら客室乗務員が笑顔で送り出してくれるが、アリタリアでは客室乗務員はスマホの操作でそれどころではないようだった。

機内サービスはプーアだが、それは我慢できる。しかし、荷物輸送など基本的なサービスが不安なアリタリアは当分乗りたくない。

 

【プリペイドSIM】

SIMフリーのiPhoneを持って行き、現地で調達したプリペイドSIMで、家族との連絡、GoogleMap、航空券のCheck in、天気予報の取得などに使った。

イタリアの携帯電話会社にはTIM、WIND、Vodafon、Threeなどがあり、それぞれツーリスト用のSIMを売っているらしい。

ローマの中心駅であるテルミニ駅にはWIND、Vodafonの販売店があったので、空いていたVodafonでツーリストSIMを買う。通話とデータ通信、1ヶ月で30ユーロ。

6日間のローマ滞在にはちょっと高いと感じたけど、ブリュッセルに移動してからもそのまま通話、データ通信とも使えたので、結果として高い買い物ではなかったと思う。