地球温暖化については気象関係者の間でも議論があるが、その対策が間違っていることは明らかだと思う。

【エコカー減税】
ひとつはエコカー減税だ。
車を買いかえれば減税するという。しかし、車を止めて自転車にした人には減税はない。車をつくるには多くのエネルギーが必要だ。
エコカー減税は地球温暖化対策に名を借りた自動車産業優遇策だ。
ほんとに石油消費を減らすつもりがあるなら、交通体系で自転車優遇、というより自転車利用の障害をなくする努力をすべきだ。

【安全に自転車が使える道路に】
日々自転車を使っていて最も困るのが違法駐車だ。
車をよける分、中央車線側に出ていかなければならず、無神経な通過車両に怖い思いをする。
トラックの運転手の中には道路を無料駐車場と勘違いして車を止めてお弁当を食べたり、昼寝をしていたりする人もいる。
また、無神経なドライバーの中には道路に車を止めて、買い物をしている人もいる。
警察ももう少し本気で駐車違反を取り締まってほしい。
危ない所では自転車も歩道を通らなければならないが、交差点のまわりをぐるっとガードレールで囲んで、自転車が歩道に入れないところもある。
道路をつくる人は自転車のことを全く考えていない人が多いと感じる。

【アスファルト】
日本での長期的な温度上昇の半分は実は都市化によるものだという。
真っ黒なアスファルトは太陽熱を吸収し、都市の気温を上げる。
そして水道やガスの工事のたびに掘り返され、産業廃棄物となる。
アスファルトのメリットのひとつは滑らかな路面だが、それによって暴走が可能になった車は交通事故の被害を深刻なものにする。
ヨーロッパの街並みでは石畳やレンガ舗装が美しい。
デコボコの路面は自動車の暴走を妨げるし、水道やガスの工事で掘り返した際も石やレンガを再利用することができる。
かつてパリでは舗装のレンガの代わりに木材が使われていたという。
舗装が木材ならば、人が歩く際の足への衝撃もやわらげてくれたのではないか。
ちなみにドイツのアウトバーンはアスファルトではなくコンクリートだという。
車の乗り心地よりも維持費の節約を考えたところが賢いドイツ人らしい。
日本でも「アスファルト税」でも新設してアスファルトの利用を制限したほうがいいと思う。

【街路樹】
街路樹の温度を抑える効果は1.5〜2度だという。最初にこの数字を知ったときは「なんだその程度か」と思った。
しかし、実際に街路樹のあるところと街路樹のない照り返しの道路を歩くのとではかなりの違いを感じる。
人間が暑いと感じるのは気温のほかに日照の効果も非常に大きい。
現在、熱中症と言われる症状は昔は日射病と言った。日射の影響が非常に大きいからである。帽子で日射を防ぐことでかなり軽減することができる。
街路樹の木陰は強い日射から歩行者を守る。日本でもヨーロッパでも街道には木が植えられている所が多い。
街路樹で2度程度でも気温が下がれば、その分、エアコンの使用を減らすことができ、モーターによる排熱と電力使用を減らすことができる。